冬の旅--元旦--鹿児島へ

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元日の初日の出を見た後、ホテル1階の花洛という和食店で正月特製のおせち料理の朝食をとる。正月気分を少しだけ味わい、
すぐにシェラトンオーシャンリゾートをチェックアウト。 日向灘沿いの海岸道路を快晴の天気の中、気持ちよく走り、
宮崎市街から九州自動車道へと入る。

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少し強い風の中、車をダッチスゥイングさせながらしばらく走っていると正面にうっすらと雪冠を被った霧島が見えてきた。
 鹿児島へ九州自動車で行くためには霧島を廻り込むように迂回してから行かなければならない。えびのJCTで分岐すると、
そこからは鹿児島湾へ向ってなだらかな下りが続く。宮崎を出発して2時間ほど走ったところで左に鹿児島空港が見えてきた。 その時、
右前方に桜島が現れた。目的地はもうすぐだった。


鹿児島ICから降りてほどなく、市電の通る道をまがったところに友達がやってきた。
 彼女は鹿児島在住でもう10年来の付き合いになる。 年に1~2度、東京に出てきたりするので、みんなで遊んだりしていたのだが、
こちらの方からはなかなか鹿児島まで行く機会がなく、ようやく鹿児島訪問が実現したのだった。 そして今回の旅の案内役をお願いしてあった。

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正月の挨拶もそこそこに、車を走らせる。 道路の両脇の街路樹がほどよく茂っているのに軽く違和感を感じる。今はほんとに冬?
 風は冷たいが日差しは強い。 車内は冷房を入れないと暑くていられない。

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彼女の案内で鹿児島市内を抜け、さらに南下、湾沿いの道を対岸に大隈半島をながめながら薩摩半島の最南端である長崎鼻を目指す。
 少し前に鹿児島へ行った友達のおすすめの知覧の知覧特攻平和会館は、今回は時間の都合で残念ながらパス。
小一時間ほど走ったところで指宿を抜け走っていると突如、目前に富士山に似た立派な山が現れる。なるほど薩摩富士と言われるのも頷ける。
開聞岳である。  

長崎鼻を出た後に、砂蒸し風呂に入るために山川町の市営の砂蒸し風呂へ移動する。
 指宿の方は有名な上に正月休みで更に混んでいるらしい。砂蒸し風呂初挑戦である。山川町の砂蒸し風呂も混んでいて、
かなり待たされたが浴衣に着替えて体の上に砂をかけてもらう。砂の重みをずっしりと感じ、まるで砂に犯されているみたいだ。
背中や腰は熱いのに冬の顔が風にあたって冷たい。ちょうどいい加減で気持ちよく、途中ちょっとうたた寝をしてしまい30分くらい入っていた。
 

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池田湖をぐるりとまわり、指宿で晩飯をとったあと、鹿児島市内へと戻る。車をフェリー埠頭のパーキングへ止め、夜景スポットへ、
鶴丸城わきから裏側にまわり、鹿児島市内を一望できる城山展望台から夜景を眺める。

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その横にある城山ホテルの光のイルミネーションを散策したあと、繁華街へ、、しかし正月早々、あまりやっている店がないようである。
 天文館通りにある彼女が知っている店が営業していたので、そこへ入り、そこで積もる話をしつつ鹿児島の夜は更けていった。