PayPal

在日のアメリカ人の友人に日本で彼のWEBサービスをやるにあたって決済をPayPalでやりたいので、PayPalの日本語説明を読んで、日本の人たちにわかるかどうかチェックしてみてくれと頼まれた。

PayPalは知ってる人は知っていると思うけど、Paypalにクレジットカードの番号とメールアドレスを登録しておくと、PayPalアイコンのついたサイトでメールアドレスとパスをいれるだけで、残りの決済手続きはPaypalの方でそのWEBサイトとクレジット会社との間の手続きを行なってくれる。いろんなサイトでいちいちクレジットカードの番号をいれなくて済むので便利だ。(それにいろんなところでカードの番号を入れていると漏洩の危険もある)
海外では非常にポピュラーな決済手段として定着している。 私自身も海外のオンラインサービスやソフト、SKYPEなんかの支払でよく使ったりするのだけど、非常に便利で重宝している。

しかし他の人にはどうかな?と考えると日本のWEBサービスの関連でPayPal決済手段に用意しているところってほとんど見たことがない。

アメリカと日本のクレジットカードの決済に関する意識の違いは「アメリカでがんばりましょう」さんの「なぜ日本でPayPalが流行らない?」というエントリーにうまく説明してある。


アメリカでがんばりましょう: なぜ日本で Paypal が流行らない?

アメリカでは小切手で家賃や電話代、電気料金などを支払うのが一般だし、クレジットカードがあれば、マクドナルドなどのファストフード店でも支払いができる(たまにできないところもあるが...)。 しかも、アメリカ人はクレジットカードは借金をするための手段という認識があり、銀行にお金が無くてもそのカードで支払いをしてしまう。 このように現金にこだわりの少ないアメリカ人にとってみると、その手段がe-mail や Webサイトに変わっても違和感なく入っていけるのだろう。

上記のほかにも日本でPayPalが普及しない理由のもうひとつには、小規模な商店でも「楽天」などのインターネット商店街などに気軽に出店でき、決済手段がインターネットショッピングサービス会社に取り込まれてしまっているというのがあるのだろう。 買う側の心理としても単独のサイトでいろいろと入力して買うよりも、大規模のWEBサービスの中にある商店で買ったほうが安心できるというところがあるのではないかと思う。

そんなわけで、PayPalの説明が分かりやすいか? という質問には 「わかるけどポピュラーじゃないのでどうかな?」と返事を書いておきました。(答えになってなくてすまぬ。。)