見るだけじゃなくやってみないと結果はわからない

WEB2.0などと言う言葉があるが、その中に『あっち側』と『こっち側』って言葉が出てくる。その『あっち側』と『こっち側』の境目を超えるためには「見るだけではだめで、やってみないと何もわからないよ」と言う事をきちんと伝えないといけないのじゃないかなと最近思っている。



例えば「これおもしろいよ」と紹介したものがあるとする。『あっち側』に渡ってこれない人は、次のような人である。

・見ようとしない

・それを見て理解できない

・見てわかった気になってしまっている

この段階で『あっち側』に進むことを自らストップしてしまっているということである。



そこから先に進める人は

・試してみることができる

・試した上で、それが自分や自分以外のことに対してどのように役に立つか客観的に判断できる。

・それをさらに発展させて自分で新しいものをつくることができる。

『あっち側』に渡るためには見るだけではだめで、やってみて結果がどうなるのかということを自分で知らないといけない。そうして、例えそれが自分の役には立たないよということであっても、そこで思考をストップしないで、「なんでそれがおもしろいのか」ということを、「その紹介してる人はなんでそれを紹介してくれたのか」ということを考えることで、さらにその先にあるもの未来に繋がるものを想像し、あちら側へのかけ橋のひとつにすることができるというのが大切なことなのじゃないかと思う。



俺、自身はWEB2.0にとかインターネットやIT関係に限らずとも、例えば人に勧められたもの、紹介されているもの、面白いよと評判になってるようなことは、可能な限り自分で試してみることにしている。 本や映画、音楽、いろんなスポットなどもそうである。 それは他人が勧めるにはそれなりの根拠があって勧めるのであって、そこに自分と違った価値観や経験が埋め込まれてるはずなので、それを知るということは自分自身への刺激と相手との価値観のすり合わせになるからである。 ただし、勧められたからと言って鵜呑みにするわけではなく、必ずやってみるという行動を伴わないと本当に役に立つことかどうかははわからない。  


話を戻すと、よくよく考えると、人にものごとを勧める場合、冒頭で書いたように「やらないとわからないよ」ということを伝えるだけでは不十分で、「やってみようと思わせる誘因」をきちんと提示してあげることが重要なことだということに気付く。 なぜならば多くの人は、それをやらなければならない動機や意識がないからである。 ここのところは今後、俺自身が意識的に心がけなければいけないことだなと思う。 


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