人を動かす50の物語


人を動かす50の物語
ここのところなるべく多くの時間を本を読むことに費やしている。
 その中で最近読んだ本で面白かった本を紹介しとこう。


「人を動かす50の物語」
というコーチングの本なのだけど、古今東西の寓話などからいろいろな教訓を引き出し、
物語を語ることによって取り組まなければならない問題点や人の意識をどう変えていかなければならないかということを話し相手に認識させるためのネタ本である。
 なかなか為になります。


この中で気に入った話をひとつ。


明王エジソンの話で、エジソン白熱電球を作るのに1000回近くの失敗をしたそうだ。 ある日まわりから
「もう作るのはやめてあきらめたら」と言われてこう答えたそうだ。「どうしてだい、私は失敗などしてないよ。
うまくいかないやりかたを1000種類も発明したんだ」。

諦めないポジティブな姿勢というか、ようはバッドノウハウの蓄積がなければ成功はないよと。 

私が、最近いろいろなことを部下に教えたりするのに若い奴ほどバッドノウハウを積み重ねることを嫌う傾向があって、
「どこから手をつけていいのかわからない」「マニュアルを作ってください」(苦笑)。
  ものごとに対する取り組みってのは自分で経験を積み重ねて、
自分で自分のために解決するためのスタンスをつくらなければならないということを理解してないのですね。 

若い奴には、まずはやってみて、失敗してそれも経験なんだと、そういう考えをもってもらいたいものです。