ohuratensyudou-nagasaki (大浦天主堂 長崎)



ohuratensyudou-nagasaki
(大浦天主堂 長崎)


Originally uploaded by toshi0104.


ヨハネ・パウロ2世が亡くなったというニュースを聞いて長崎のクリスチャンの友達に「ミサへ行ったのか?」と尋ねたら
キリスト教カトリックと違うから行ってない」という答えが。。  かくいう私もそうなんだけど、
日本人は宗教観が薄いというか無頓着というか冠婚葬祭とかそれくらいの時にしか意識しない人が多いのではないのかな?

長崎へ旅をしたときにグラバー園の入り口のあたりにある大浦天主堂へと行って来た。
 1865年竣工の日本で一番古い木造の教会だそうで国宝に指定されている。
入り口の会談の下から見上げる姿は凛々しくこれが150年近くも前の建物とはとても思わなかった。

江戸時代に250年の間にも渡って禁止されていたキリスト教が、ペリー来訪以降、教会を建設してみたら、
なんと信者が生き残って信仰を続けていたということは、ほんとに奇跡的なことだったのだろう。
 そして幕末からキリスト教の禁制が解けるまでの信者の弾圧の歴史、 法王ヨハネ
パウロ2世が被爆した長崎にあるもうひとつの浦上天主堂という教会を訪ねたことなど、
先に言ったように私自身はキリスト教とか無縁のものなのだけど、日本の歴史とキリスト教、長崎という土地との関わりがわかり易く説明、
展示してあって非常にためになった。 

残念ながら時間がなくて、そのヨハネ・パウロ2世が訪れた浦上天主堂長崎平和公園のあたりは行けなかったのだけど、
そちらの方も次回長崎を訪れる機会があったら尋ねてみようと思う。 平和に対する理念は古今東西宗教を超えて人類共通のものとして。