赤と青 危険予防の考え方

そういえば少し前にmixiの中で「自動車の信号が青と赤どちらかしか使えないとしたら、どちらがあったほうがよいかということを考えてみよう。」という問題を出して放置しっぱなしだったので、問題の回答を。

普通、十字路で双方から車が来た時に赤信号がないと片方の車をとめれないからぶつかってしまうから赤信号がないとだめだよ と考える人は、考え方が短絡すぎます。
正解はどちらか一個しか使えないとしたら青信号を使うというのが正しい答えです。

まず、赤信号しかない場合のことを考えてみましょう。 この場合 赤信号のときは「止まれ」、信号がついてないときは「進め」になります。  世の中が万事順調にいってればこれでいいかもしれませんが、もし、信号機が停電で故障して赤信号が消えた時のことを考えましょう。  信号がついてないときは「進め」なので、交差点に入ってきた車はすべて進んでぶつかってしまいます。

次に 青信号しかない場合は、信号がついてないときは「止まれ」です。 青信号が故障するとどうなるでしょうか?  青信号がついてない場合、 すなわちこれは「止まれ」と同じ意味です。 停電して信号がついてない場合は、交差点に入ってくる車はすべて停止するでしょう。 おそらく混乱はするけどまわりの様子をみながら進むので事故は起こりません。

ということで、踏切の問題ってのは、上の赤信号の例だったんですね。 

世の中にはこういったような、 安全策が壊れた場合のための安全策をとらなけらばならないケースがよくあります。 
プログラムやシステム、会社の人員配置など、マネージメントやスケジュールを考えてものごとを進行していくためには、こういったようなアクティブセイフティの考え方もきちんと取り入れていく視点が必要だということですね。