映画版ダ・ヴィンチ・コードを見てきました。(ネタバレ注意)

昨日の立川シネマシティ〓のレイトショーで映画版のダ・ヴィンチ・コードを見てきました。

前評判どおりの出来でなかなかスピーディな展開なのですが、やはり原作とは細部にわたって違います。 映画という短い時間の中であの小説を表現するというのはやはり、難しいことなんでしょうね。 従って小説にあった心情的なところはかなり飛ばしています。

例えば、ラングドン教授が閉所恐怖症でエレベーターで震える場面とか、後の方で井戸に落ちた状況とか出てきますが、最初のあれだけではきっと初めて見た人はわからないでしょう。

それと肝心の最初の暗号、あそこは館長と孫娘のソフィーの昔の交流と愛情があって、はじめて、その暗号が意図してるものがわかり暗号が解けていく場面なんですが、はしょりすぎでしょう。原作ではフィナボッチ数字のランダムな並び方も鍵のひとつになっていたのに、あっけなかったですね。 単純なアナグラムとして解いてる。 そこはちょっとがっかりです。 

そして、銀行の夜間支配人と館長のかかわり、そこが見えてないとなんでいきなり襲ってきたか普通わからんでしょうが。。

そして手に入れたクリプテックス、原作では2重になっていて、その最初の文字は、、、

あとはシオン修道会とソニエール館長のかかわりはわりと説明してくれているのですが、OPUS DIEのアリンガローサと導師、シラスのつながり、あれではどうしてキーストーンを狙ったのかって背後説明が、おそらくわかりません。 

ファーシュ警部も原作とはちょっと違った立場になってるしね。 ぜんぜん追跡してないし。

もひとつ言えばティービングは最後になって「聖杯」に目がくらんだものとしか見えないですよ〓w  

と以上のところをさっぴいても、面白かったのは、そうやって対比しながら見てたせいかな? 聖杯伝説の語りの部分、シオン修道会マグダラのマリアの子孫についてのところは本気で語りだされたら映画の上映時間内にはきっとおさまらないだろうかね。

ある意味、そういった細かいところを無視して、映画をつくりあげたところは尊敬ものです。
是非、原作を読んでから映画を見に行ってみましょう。

☆☆☆★★







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